江戸の都市力 ─地形と経済で読みとく

鈴木 浩三

天下普請、参勤交代、水運網整備、地理的利点、火事の効用、統治システム……地形と経済の観点を中心として、未曾有の大都市に発展した江戸の秘密を探る!

江戸の都市力 ─地形と経済で読みとく
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:1219
  • 刊行日: 2016/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06924-5
  • JANコード:9784480069245
鈴木 浩三
鈴木 浩三

スズキ コウゾウ

鈴木 浩三(スズキ コウゾウ):1960年東京生まれ。中央大学法学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。東京都水道局中央支所長。経済史家。主に経済・経営の視点から近世を研究している。著書『江戸の都市力』(ちくま新書)、『江戸の風評被害』(筑摩選書)、『パンデミックvs.江戸幕府』(日経プレミアシリーズ)、『地図で読みとく江戸・東京の「地形と経済」のしくみ』(日本実業出版社)、『資本主義は江戸で生まれた』『江戸商人の経営戦略』(以上、日経ビジネス人文庫)など。

この本の内容

繁栄を誇った未曾有の大都市「江戸」は、どのように造られ、どのようにして人々の暮しを支えていたのか。自然地形を活かして、都市の骨格や、万全の防衛体制が定まったのが江戸の姿であった。天下普請によるインフラ整備や参勤交代などはヒト・モノ・カネの流れを生み出し、水運網の整備は全国の結びつきを強めた。家康が造ったこの町は、そうして経済を刺激し続け、エネルギッシュな大都市へと発展したのだ。本書は、江戸の歴史を地理、経済、土木、社会問題など多視点から見ていくことにより、その本質、発展の秘密に迫る一冊である。

この本の目次

第1章 家康以前
第2章 百万都市への道―自然地形を活かした防衛都市
第3章 成長の時代―城下町建設と貨幣経済
第4章 幕府の体制固め―水運網と支配システム
第5章 都市の管理システム―自治と市場のメカニズム
第6章 都市問題とセーフティネット

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