金融史がわかれば世界がわかる[新版] ─「金融力」とは何か
金融取引の相関を網羅的かつ歴史的にとらえ、資本主義がどのように発展してきたかを観察。旧版を大幅に改訂し、実務的な視点から今後の国際金融を展望する。
- シリーズ:ちくま新書
- 946円(税込)
- Cコード:0233
- 整理番号:1260
- 刊行日:
2017/06/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-06968-9
- JANコード:9784480069689
- 在庫 問合せ
金融という場には、長い歴史のなかで形成された制度が残る。そうした遺構のうえに、現代的な問題が幾層にも積み重なっている。金や銀という一時代前の地金の問題、中央銀行の変化、変動する為替市場、金融技術の進展といった問題が複雑に絡み合っている。本書は、これらの相関を網羅的かつ歴史的にとらえ、世界の金融取引がどのように発展してきたかを観察する。旧版を大幅に改訂し、リーマン・ショックの衝撃やフィンテックの可能性などを検証しながら、実務的な視点から、今後の国際金融を展望する。
第1章 英国金融の興亡(ポンドと銀貨の長い歴史
ポンドがめぐり英国経済はまわる ほか)
第2章 米国の金融覇権(英国はなぜ動脈硬化に陥ったのか
新興国アメリカの挑戦 ほか)
第3章 為替変動システムの選択(ブレトンウッズ体制の時代へ
変動相場制の幕開け ほか)
第4章 変化する資本市場(金融技術の発展
世界が怯えた金融危機 ほか)
第5章 課題に直面する現代の金融力(ユーロと英国シティの危機
人民元はどこへ行く ほか)
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