身体が生み出すクリエイティブ

諏訪 正樹

クリエイティブは、身体とことばの共存が生み出すのではないか。着眼と解釈のこつを身につけ、なんでも試してみる習慣にすることで、人はもっと創造的になれる。

身体が生み出すクリエイティブ
  • シリーズ:ちくま新書
  • 924円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:1307
  • 刊行日: 2018/02/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-07124-8
  • JANコード:9784480071248
諏訪 正樹
諏訪 正樹

スワ マサキ

1962年大阪生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。(株)日立製作所基礎研究所、シドニー大学建築デザイン学科主任研究員、中京大学情報理工学部教授等を経て現職。身体知の学び、コミュニケーションのデザインを専門とする。野球選手として打撃スキルを磨くための実践から、学び理論「からだメタ認知」を提唱し身体知を探究してきた。『「こつ」と「スランプ」の研究』(講談社メチエ)、共著に『知のデザイン―自分ごととして考えよう』、『一人称研究のすすめ―知能研究の新しい潮流』(共に近代科学社)等がある。

この本の内容

お笑い芸人はなぜ面白い一言を言えるか?彼ら自身も言語化できないように、お笑いは暗黙の身体知である。プロから一般人まで、人はふとクリエイティブなことをやってのける。そのメカニズムは未解明だが、身体とことばを上手に共存させて発想することが、クリエイティブの源である。日常生活において、体感にしかと向き合って着眼と解釈を行い、なんでも試してみるマインドを持つことが、いまよりもクリエイティブになる秘訣である。それは現在のAIにはまだとても難しいことである。

この本の目次

第1章 「クリエイティブ」とはどういうことだろう
第2章 「考える枠」を超えることの難しさ
第3章 デザイナー―着眼と解釈に長けた人たち
第4章 お笑い芸人も長けている
第5章 クリエイティブの源―身体を入れ込み世界に触れる
第6章 身体で世界に触るとはどういうことか
第7章 AIが直面するクリエイティブの壁
第8章 日常に溢れるクリエイティブ

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