遺伝人類学入門 ─チンギス・ハンのDNAは何を語るか

太田 博樹

チンギス・ハンのDNAが東アジアに拡散した?! 進化とは、遺伝とは、について根本から問いなおし、人類の遺伝子の辿ってきた歴史を、縦横無尽に解説する。

遺伝人類学入門 ─チンギス・ハンのDNAは何を語るか
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0245
  • 整理番号:1328
  • 刊行日: 2018/05/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-07138-5
  • JANコード:9784480071385
太田 博樹
太田 博樹

オオタ ヒロキ

1968年生まれ。遺伝学、分子進化学、ゲノム人類学。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。イェール大学研究員などを経て現在、北里大学医学部解剖学研究室准教授。国際分子生物進化学会でW.M.Fitch賞受賞。著書に『ヒトは病気とともに進化した』(長谷川眞理子氏との共著、勁草書房、2013年)、"Medaka: A Model for Organogenesis, Human Disease and Evolution"(共著)。論文に「古代DNA分析」「ゲノム科学と人類学」など。

この本の内容

近年、世界中の人類集団の遺伝子のバリエーションについて大規模な研究が数多くなされている。そうした中、中央アジアから東アジアにかけてチンギス・ハンの持っていたY染色体のタイプが爆発的に拡散しているという仮説が提起された。本書ではこの仮説を追うことを糸口として、遺伝子の研究方法から、人類の祖先の辿り方、進化と遺伝の捉え方まで、ゲノム時代にわれわれのルーツを追究する意義について、縦横無尽に解説する。

この本の目次

第1章 ゲノム・遺伝子・DNA
第2章 アウト・オブ・アフリカ
第3章 遺伝子の系統樹から祖先をさぐる
第4章 適応vs.中立
第5章 男女で異なる移動パターン―sex‐biased migration
第6章 チンギス・ハンのDNA

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