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ちくま新書

天皇と右翼・左翼

——日本近現代史の隠された対立構造

日本を動かしたのは幕末以来の天皇家と旧宮家の対立と裏社会の暗闘だった。従来の右翼・左翼観を打ち破り、日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07304-4

Cコード

0231

整理番号

1482

2020/03/05

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

近現代日本を動かしてきたのは、幕末以来の天皇家と伏見宮系皇族(旧宮家)の対立と裏社会の暗闘である。対米戦争へ主導したのは反英米的な軍・伏見宮系皇族・一部の長州閥有力者で、彼ら右派は昭和二十年八月十五日の宮城事件、三島事件など数多く事件を起こし、潜在的に反(昭和)天皇だった。昭和天皇・貞明皇后は左派勢力と個人的につながり、親天皇=保守=右翼ではなかったのだ。従来の右翼・左翼観を打ち破り、近現代日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。

目次

はじめに―昭和天皇は「右」と近かったのか?
1 揺れ動く「右翼」と「左翼」(本来の右翼・左翼概念が適用できない戦前日本
後藤新平人脈と天皇家
朝日新聞社と保守本流)
2 天皇家vs.伏見宮系皇族・「右翼」(貞明皇后vs.久迩宮家―倒幕派と公武合体派の確執1
昭和天皇vs.伏見宮系皇族軍人―倒幕派と公武合体派の確執2
天皇制はなぜ残ったのか―「右翼」「左翼」双方の誤解
六〇年安保―天皇・田中清玄・ブントvs.岸信介・共産党・社会党
「左右」連合の諸相)

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