loading...
内容紹介
近現代日本を動かしてきたのは、幕末以来の天皇家と伏見宮系皇族(旧宮家)の対立と裏社会の暗闘である。対米戦争へ主導したのは反英米的な軍・伏見宮系皇族・一部の長州閥有力者で、彼ら右派は昭和二十年八月十五日の宮城事件、三島事件など数多く事件を起こし、潜在的に反(昭和)天皇だった。昭和天皇・貞明皇后は左派勢力と個人的につながり、親天皇=保守=右翼ではなかったのだ。従来の右翼・左翼観を打ち破り、近現代日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。
目次
はじめに―昭和天皇は「右」と近かったのか?
1 揺れ動く「右翼」と「左翼」(本来の右翼・左翼概念が適用できない戦前日本
後藤新平人脈と天皇家
朝日新聞社と保守本流)
2 天皇家vs.伏見宮系皇族・「右翼」(貞明皇后vs.久迩宮家―倒幕派と公武合体派の確執1
昭和天皇vs.伏見宮系皇族軍人―倒幕派と公武合体派の確執2
天皇制はなぜ残ったのか―「右翼」「左翼」双方の誤解
六〇年安保―天皇・田中清玄・ブントvs.岸信介・共産党・社会党
「左右」連合の諸相)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
- [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
- (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
- ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
- ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。
「ちくま新書」でいま人気の本
ちくま新書
著
語学を学ぶ人へ
ちくま文庫
20ヵ国語ペラペラ
─私の外国語学習法
種田輝豊
著
ちくま文庫
ポケットに外国語を
黒田龍之助
著
ちくま新書
英語の思考法
─話すための文法・文化レッスン
井上逸兵
著
ちくま新書
日本漢字全史
沖森卓也
著
筑摩選書
世界中で言葉のかけらを
─日本語教師の旅と記憶
山本冴里
著
ちくま学芸文庫
わたしの外国語学習法
ロンブ・カトー
著
米原万里
訳
ちくま学芸文庫
翻訳仏文法 (上)
鷲見洋一
著
ちくま学芸文庫
言葉を復元する
─比較言語学の世界
吉田和彦
著
単行本
英語のハノン 初級
─スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル
横山雅彦
著
中村佐知子
著
ちくまプリマー新書
高校生からの韓国語入門
稲川右樹
著