新作らくごの舞台裏

小佐田 定雄

260を超える新作落語を作り、東京落語を上方へ輸入し、消えてしまった噺を復活させてきた著者が、自作を語りつつ落語作家という職業の秘密をあかす。

新作らくごの舞台裏
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,012円(税込)
  • Cコード:0276
  • 整理番号:1533
  • 刊行日: 2020/11/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-07338-9
  • JANコード:9784480073389
小佐田 定雄
小佐田 定雄

オサダ サダオ

1952年、大阪市生まれ。落語作家。77年に桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手始めに、米朝一門を中心に落語の新作や滅んでいた落語の復活、東京落語の上方化などを手がける。これまでに書いた新作落語は200席を超える。近年は上方落語だけでなく、東京落語や、時には狂言の台本も手がけている。90年に第7回咲くやこの花賞、95年に第1回大阪舞台芸術賞奨励賞を受賞。著書に「落語大阪弁講座」(平凡社)、「5分でらくごのよみきかせ」全三巻(PHP研究所)、「上方落語のネタ帳」(PHP研究所)などがある。

この本の内容

大学在学中は古典芸能研究部に所属し、能・狂言・歌舞伎・文楽・浪曲・落語に親しんだ筆者。会社勤めのかたわら落語を聞きに通ううち、ひょんなことから落語を書きはじめ、いつのまにやらプロの道へ。本書では四〇年を超えるキャリアを振り返り、落語作家という稀有な職業の秘密を語る。新作のアイディアはどこから生まれる?東京落語を上方に輸入するとき気をつけることは?演者にあててどう書き分ける?落語と漫才、落語と演劇の台本はどこが違う?落語作家ならではの密かな楽しみとは?落語ファンも落語作家志望者も必読!

この本の目次

幽霊の辻―まくら
第1章 二足の草鞋時代(雨乞い源兵衛
貧乏神
茶漬えんま
狐芝居
帰り俥 ほか)
第2章 専業作家時代(雨月荘の惨劇
わいの悲劇
磐若寺の陰謀
幸せな不幸者
哀愁列車 ほか)
落語作家根問―あとがき

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