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ちくま新書

SDGsがひらくビジネス新時代

定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07343-3

Cコード

0233

整理番号

1599

2021/09/07

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

 デザインはよくても使い勝手の悪い商品、女性蔑視が透けて見えるTVコマーシャル、会社の理不尽な対応……。現代では、何らかの問題が露呈すると、あっという間にSNSを通じて拡散していく。もはや企業は、そうした声を無視し得なくなっている。環境に負荷をかける商品を製造・販売する企業、劣悪な労働条件で安く商品を作ってグローバルに展開する企業……。社会にどれだけ貢献しているのか、消費者の価値観にどれだけ響くものを作っているのかが問われるようになっているのだ。消費者としてであれ、働き手としてであれ、現代では、個人としての価値観が重視されるようになっている。「私らしさ」に照らして行動するようになっているのだ。環境だけでなく、ジェンダー平等、働きがいなど17の目標を掲げるSDGsは、このような変化と呼応しながら、大きなうねりを作り出している。この「静かな革命」が、ビジネスを、そして経済をどう変容させようとしているのかを、時にマクロな視点から、時にミクロの視点から活写し、現代ビジネスの未来像を描出した画期的な書!

目次

まえがき―個人的?ネことは経済的なこと
序章 SNS社会が、SDGsの「きれいごと」を広めた
第1章 SDGs時代の「市民」たち
第2章 優等生化する企業
第3章 「正しさ」を求める消費者たち
第4章 衝突するアイデンティティ経済
第5章 職場が「安全地帯」になる日
最終章 SDGsが「腹落ち」するまでに
あとがき―いかにも「アメリカ的な話」

著作者プロフィール

竹下隆一郎

( たけした・りゅういちろう )

1979年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2002年に朝日新聞社に入社。民間企業や経済官庁を取材する経済部記者、デジタルメディアの新規事業を担う「メディアラボ」を経て、2014~15年にスタンフォード大学客員研究員。朝日新聞社を退職し、2016年からハフィントンポスト日本版編集長。21年にハフポストを退職し、東洋経済オンラインやNewsPicksの編集長を務めた佐々木紀彦氏らとともに経済コンテンツサービス(2021年中に開設予定)の創業メンバーに。世界経済フォーラム(ダボス会議)・メディアリーダー、ネット空間における倫理研究会委員、TBS系『サンデーモーニング』コメンテーター。

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