生物多様性を問いなおす ─世界・自然・未来との共生とSDGs
SDGsを見据え、将来世代に引き継ぐべき「三つの共生」とは? 地球公共財をめぐる収奪・独占という利益第一主義を脱し、相利共生を実現する構図を示す。
生物多様性を、「生物資源」と、人類の「生存基盤」という二つの価値と、さらにその両方を統合したアプローチである「地球公共財」と位置づけて考察。大航海時代以降の植民地・帝国主義時代からグローバル企業などによる現代のバイオテクノロジーの時代までの生物資源をめぐる先進国・途上国という構図、自然保護を目的とした国立公園で生じる軋轢や地域社会との関係。人類と自然との相利共生関係。そして近年世界的な標語となったSDGsを見据え、将来世代に引き継ぐべき「三つの共生」を提起する。
第1章 現代に連なる略奪・独占と抵抗(植民地と生物資源
熱帯林を蝕む現代生活
先進国・グローバル企業と途上国の対立)
第2章 地域社会における軋轢と協調(先住民の追放と復権
地域社会と観光
植民地の残影から脱却するために)
第3章 便益と倫理を問いなおす(生きものとの生活と信仰
生物絶滅と人間)
第4章 未来との共生は可能か(過去から次世代への継承
持続可能な開発援助とSDGs)
終章 ボーダーを超えた三つの共生
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