アメリカを動かす宗教ナショナリズム

松本 佐保

アメリカの人口の3分の1を占める「福音派」とは何か? 政治、経済、外交にまで影響を与える宗教ロビーの役割を解説。バイデン新大統領誕生の秘密にも迫る。

アメリカを動かす宗教ナショナリズム
  • シリーズ:ちくま新書
  • 902円(税込)
  • Cコード:0216
  • 整理番号:1553
  • 刊行日: 2021/02/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-07378-5
  • JANコード:9784480073785

この本の内容

アメリカの社会、政治、外交を考える上で、宗教、すなわちキリスト教の役割ははずせない。伝統的なキリスト教が衰退する一方で、プロテスタントの非主流派「福音派」が政治化・多様化し、それがトランプ前大統領誕生へとつながり、世界に大きな影響を与えたのだ。福音派の歴史や信仰から現代社会に与える影響、アメリカでの宗教ロビーの役割をわかりやすく解説。新型コロナ感染症に対するカトリック、福音派の動きや、二〇二〇年大統領選挙に与えた影響も盛り込む。

この本の目次

第1章 トランプ再選の鍵を握っていた「福音派」
第2章 「神の国アメリカ」で高まる宗教ナショナリズム
第3章 いつから宗教票が大統領選挙で重視されるようになったのか
第4章 宗教ナショナリズムが動かすアメリカ政治
第5章 世界の宗教リーダーを目指すアメリカ「宗教の自由」外交
第6章 「宗教と科学」の対立は、アメリカをどう動かすか

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