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ちくま新書

日本の農村

——農村社会学に見る東西南北

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07397-6

Cコード

0261

整理番号

1573

2021/05/06

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

近代化によって日本の農村生活は大きく変わってしまった。農村社会が瓦解すれば、日本社会そのものが瓦解してしまうとの強い危機感を抱いていたかつての農村社会学者たちは、20世紀の初めからその移り変わりを長く記録してきた。そこでそれらの農村社会学の研究により、日本の各地域の農村のあり方、そして農村における「家」と「村」の歴史を再構成してみようというのが本書の試みである。そこには、日本の農村の原風景が提示され、各地に暮らしていた「同族団」による自然村のあり方、「東北型」「西南型」という農村のタイプによる地域差などが詳しく分析されており、現在の我々が想像するのとはまったく違う農家・農村の姿がそこに見いだされる。農村社会学の碩学による、日本農村研究の総決算。

目次

1 日本農村を見る視座(「同族団」とは何か
「自然村」とは何か
歴史を遡って―農村はどのようにつくられたか)
2 日本農村の東西南北(日本農村の二類?^―東北型と西南型
まず西へ
南と北 ほか)
3 「家」と「村」の歴史―再び東北へ(「家」と「村」の成立―近代以前
「家」と「村」の近代―明治・大正・昭和
「家」と「村」の戦後、そして今)

著作者プロフィール

細谷昂

( ほそや・たかし )

1934年生まれ。専門は社会学。東北大学大学院博士課程単位取得退学。東北大学名誉教授。岩手県立大学名誉教授。著書に『日本の農村』(ちくま新書)、『現代と日本農村社会学』(東北大学出版会)、『家と村の社会学』『庄内稲作の歴史社会学』『小作農民の歴史社会学』(以上、御茶の水書房)など多数。

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