日本金融百年史
関東大震災、金融恐慌、戦時下経済から戦後復興、高度成長、バブル、失われた30年へ。歴史に学ぶことはなぜ難しいのか? 株式市場、金融・経済の歴史を追う。
はじまりは、株式市場でどの銘柄も軒並み暴落した一九二〇年。その後、関東大震災、昭和恐慌に直面し、戦争へと突き進む中、日本の株式市場、金融システムは様々な政策のもと、揺れ動いていくことになる。戦後復興、高度成長、バブル、「失われた三〇年」といま続く流れはどのように導かれていったのか。経済・金融政策と人々の思惑はいかに影響を与え合うのか。歴史の教訓を見誤らないためにこの百年を振り返る。
第1章 瓦落と震災
第2章 金融恐慌とプルーデンス政策
第3章 国際金本位制をめぐって
第4章 コーポレート・ガバナンスの変容
第5章 高度成長への道
第6章 自由化とバブル
第7章 今そこにある歴史
終章 百年の歴史からみえてきたもの
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