教養としての仏教思想史
紀元前6世紀にゴータマが始めた仏教は、いかにして現在の形となったのか。思想的変遷を歴史の中に位置づけ、各地域の展開を一望。膨大な知の全貌を俯瞰する。
紀元前6世紀頃にゴータマがインドで始め、現在も日本文化に深く根を張る仏教。神を絶対者として崇める西洋的な宗教とは一線を画すこの信仰は、時代と地域を超えていかにして現在の形になったのか。上座部、大乗、密教、禅宗など、数多く存在する部派・宗派を歴史の中に位置づけ、それらの発展に秘められた膨大な知の全貌を俯瞰。さらに中国、朝鮮半島をはじめ地域ごとの展開にも目を配り、わかりやすく解説する。これだけは知っておきたい仏教の知識が満載の決定版入門書。
仏教の成立
部派仏教の展開
仏教の革新―大乗仏教
中観派とその思想
瑜伽行派の形成と展開
大乗から密教へ
テーラヴァーダ仏教の伝統
仏教東漸―中国仏教の形成
「新仏教」の展開
韓国(朝鮮)の仏教
日本仏教の濫觴
平安仏教の形成と展開
「鎌倉新仏教」の出現
近世・近代の日本仏教
仏教の現在と未来
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