産業革命史 ─イノベーションに見る国際秩序の変遷

郭 四志

産業革命を四段階に分け、現在のAI、IoTによる第四次産業革命に至るまでの各国のイノベーションの変転をたどり、覇権の変遷を俯瞰する新しい世界経済史。

産業革命史 ─イノベーションに見る国際秩序の変遷
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,265円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:1609
  • 刊行日: 2021/10/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-07434-8
  • JANコード:9784480074348
郭 四志
郭 四志

カク シシ

郭 四志(かく・しし):1958年、中国・大連生まれ。大連外国語学院(大学)日本語学部卒。吉林大学大学院国際経済研究科修士課程修了。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了(経済学博士)。現在、帝京大学経済学部教授。専門は国際経済、中国経済、エネルギー経済。著書『産業革命史』(ちくま新書、2021年)、『中国エネルギー事情』(岩波新書、2011年)、『中国原発大国への道』(岩波ブックレット、2012年)、『米中摩擦下の中国経済と日中連携』(編著、同友館、2019年)など。

この本の内容

イノベーションこそが、世界秩序形成の原動力である。技術革新が起きる現象を広く産業革命と捉えて、第一次産業革命(一七六〇〜一八三〇年代、軽工業)、第二次産業革命(一九世紀後半〜二〇世紀初頭、重工業)、第三次産業革命(二〇世紀後半、IT・情報)、第四次産業革命(二〇一〇年代以降、IoT・AI)の四段階に分け、世界経済の変遷をたどりなおす。経済体系の変遷や社会経済発展・分業との関係など多様な論点を交え、持続的な世界経済の運動として産業革命を大局的に描き出す試み。

この本の目次

第1章 イノベーションと産業革命
第2章 第一次産業革命―イギリス発の工業化(一七六〇年代〜一八三〇年代)
第3章 第二次産業革命―アメリカへのパワーシフト(一八六〇年代〜二〇世紀前半)
第4章 第三次産業革命―ヘゲモニー国の変遷(二〇世紀後半〜二〇世紀末)
第5章 第四次産業革命―グローバル化と競争の激化(二〇一〇年代〜)
終章 国際政治経済秩序のゆくえ―産業革命史の視点から

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