進駐軍向け特殊慰安所RAA

村上 勝彦

そこはどんな経緯で作られたか。そこで働いた女性たちはどう集められたのか。約半年で閉鎖されたのち、女性たちはどうなったか。占領下敗戦国の裏面史を活写。

進駐軍向け特殊慰安所RAA
  • シリーズ:ちくま新書
  • 902円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:1641
  • 刊行日: 2022/03/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-07463-8
  • JANコード:9784480074638
村上 勝彦
村上 勝彦

ムラカミ カツヒコ

1953年富山県生まれ。東京大学卒業後、NHKで記者として20年余り勤務。その後編成や経営計画などを担当。退職後、BPO(放送倫理・番組向上機構)事務局に勤務し、放送の自律に関わる。現在は月刊マスコミ市民の編集委員。著書に「政治介入されるテレビ――武器としての放送法」(青弓社)がある。

この本の内容

終戦からわずか三日後の一九四五年八月一八日、内務省警保局から全国の知事に秘密の指示が発せられた。それは、進駐軍向けの性的な慰安所を速やかに設けよという指令だった。副総理が要請し、のちに総理大臣となる池田勇人主税局長が口利きして資金を調達したと伝えられる特殊慰安所RAA。日本人客は入れないその場所で働いてたのは誰だったか。RAAが閉鎖され、街に出た女性たちが国民から疎まれることになったわけとは。占領下にあった敗戦国、その裏側史を活写する。

この本の目次

第1章 治安と貞操
第2章 国が作った占領軍慰安所
第3章 「特別女子従業員」の仕事
第4章 立ち入り禁止
第5章 誰が街娼になったか
第6章 戦争と性犯罪
第7章 真実を伝えること

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