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ちくま新書

国連安保理とウクライナ侵攻

5常任理事国の一角をなすロシアの暴挙により、安保理は機能不全に陥った。拒否権という特権の成立から、国連を舞台にしたウクライナ侵攻を巡る攻防まで。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07491-1

Cコード

0231

整理番号

1664

2022/07/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

「あなたたちは国連を終わりにするのか。いいえと言うならただちに行動すべきだ」。二〇二二年四月五日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、国連安全保障理事会でのオンライン演説で訴えた。安全保障理事会で拒否権を持つ五つの常任理事国の一国であるロシアによるウクライナ侵攻は、安保理の機能を停止させ、国際秩序の根幹を揺るがしている。たった五つの国にだけ拒否権という特権を認める歪な仕組みはなぜ生まれ、温存されてきたのか。その誕生からウクライナ侵攻を巡る攻防まで、国連安全保障理事会の真実を描く。

目次

第1章 壊された国連
第2章 戦後の世界秩序とは何か
第3章 中国の台頭と対テロ戦争の時代
第4章 核兵器と五大国
第5章 これからの国連
第6章 中国は台湾に侵攻するのか

著作者プロフィール

小林義久

( こばやし・よしひさ )

1968年、東京都生まれ。共同通信外信部担当部長。京都大学卒業後、共同通信社に入社し、ウィーン、ニューヨーク、仙台、ジュネーブ支局/支社を経て現職。日本大学非常勤講師を務める。専門は国連などの多国間外交、アメリカ政治、中東欧の政治・社会問題。共著に『「核の今」がわかる本』(講談社)などがある。

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