認知症パンデミック

飯塚 友道

コロナへの過剰反応による「自発的ロックダウン」が認知症を蔓延させている。予防策と治療法を示し、脳診断から認知症の本質に迫る。

認知症パンデミック
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0247
  • 整理番号:1670
  • 刊行日: 2022/07/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-07492-8
  • JANコード:9784480074928
飯塚 友道
飯塚 友道

イイヅカ トモミチ

複十字病院認知症疾患医療センター長。認知症専門医・脳神経内科専門医・核医学専門医。1988年群馬大学医学部卒業。長年にわたり認知症の画像診断の研究と地域での認知症対策に携わってきた。論文に「深層学習による認知症脳血流画像の分類(英文)」などがある。

この本の内容

コロナ禍による「ステイホーム」が認知症パンデミックを引き起こしている。コロナと、それに伴う過剰な反応による「自発的ロックダウン」が認知症を引き起こしているのだ。対策としては生活習慣の改善を図り、また早期発見を進めるしかない。薬の服用と運動習慣改善の併用を提案するとともに、認知症の本質に迫り、脳の理想的なあり方を考える。早期発見のためのAIによる顔写真・脳のスキャン画像による画像診断などの最新研究も紹介。認知症の蔓延を克服する道を提示する。

この本の目次

第1章 ポストコロナは認知症パンデミック
第2章 コロナ禍で切断された緊密な「つながり」
第3章 「ステイホーム」が認知症を増やす
第4章 脳への直接的影響
第5章 認知症の本質とは何か?
第6章 役に立つ早期診断
第7章 AI時代の認知症対策

読者の感想

2022.7.29 SATO

非常に内容の濃い著書です。グラフや図、引用文献もたくさんあり、認知症の社会問題や解決策を提示しています。医科学者が所持していても十分に仕事に使える本です。拝読し、今まで認知症の原因として触れられていなかった点に私の注意が向けられた気がしました。

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