日朝交渉30年史

和田 春樹

歴代の首相や外交官が試みた日朝国交樹立はなぜ頓挫したのか。両国が再び歩み寄る手がかりはあるのか。膨大な資料と当事者たちの証言から失敗の背景を徹底検証。

日朝交渉30年史
  • シリーズ:ちくま新書
  • 968円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1680
  • 刊行日: 2022/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-07507-9
  • JANコード:9784480075079
和田 春樹
和田 春樹

ワダ ハルキ

東京大学名誉教授。1938年生まれ。東京大学文学部卒業。著書『金日成と満州抗日戦争』(平凡社)、『朝鮮戦争全史』『日露戦争 起源と開戦(上・下)』『北朝鮮現代史』『平和国家の誕生』『韓国併合110年後の真実』(岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか』(彩流社)、『スターリン批判1953〜56年』(作品社)、『アジア女性基金と慰安婦問題』(明石書店)、『米朝戦争をふせぐ』『安倍首相は拉致問題を解決できない』『慰安婦問題の解決に何が必要か』(青灯社)ほか。

この本の内容

二〇〇〇年に日朝国交促進国民協会が発足し、二〇〇二年には小泉首相が訪朝。金正日委員長と会談し、日朝平壌宣言を発表した。国交樹立は目前に迫ったと思われた。しかしその後数年のうちに交渉は決裂、いまや日朝関係は完全な断絶状態に陥っている。歴代の首相や外交官が試みた交渉はなぜ頓挫したのか。両国が再び歩み寄る手がかりはあるか。国交交渉が始まった一九九一年にさかのぼり、膨大な資料と交渉の鍵を握った当事者たちの貴重な証言から、失敗の背景を徹底検証する。

この本の目次

序章 日本にとっての日朝国交正常化
第1章 日朝国交交渉の開始と決裂 一九九〇〜一九九二
第2章 日朝交渉再開の努力と反対勢力 一九九三〜一九九七
第3章 日朝国交交渉第二ラウンドへ 一九九七〜二〇〇一
第4章 日朝首脳会談と日朝平壌宣言 二〇〇二
第5章 二〇〇四年小泉再訪朝 二〇〇三〜二〇〇五
第6章 安倍首相北朝鮮政策の宣布と始動 二〇〇五〜二〇〇七
第7章 安倍路線の国策化 二〇〇七〜二〇一二
第8章 安倍第二次政権の誕生 二〇一二〜二〇一五
終章 米朝対立の深刻化とその後 二〇一六〜二〇二二

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