自衛隊海外派遣

加藤 博章

変容する国際情勢に対して日本は何ができ、何ができないのか? ペルシャ湾、イラク戦争からウクライナ戦争に至るまで。自衛隊海外活動の全貌に迫る画期的通史。

自衛隊海外派遣
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1726
  • 刊行日: 2023/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-07556-7
  • JANコード:9784480075567
加藤 博章
加藤 博章

カトウ ヒロアキ

加藤 博章(かとう・ひろあき):1983年生まれ。専門は国際関係論、日本外交史、東アジアの外交・安全保障政策。名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻環境法政論講座単位取得満期退学後博士号取得(法学博士)。防衛大学校総合安全保障研究科特別研究員、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、東京福祉大学留学生教育センター特任講師、防衛大学校人文社会科学群人間文化学科兼任講師、大連外国語大学外国語学部外籍講師などを経て、現在は日本戦略研究フォーラム上席研究員、関西学院大学国際学部兼任講師。著書『自衛隊海外派遣の起源』(勁草書房)、『あらためて学ぶ 日本と世界の現在地』(共編著、千倉書房)、『元国連事務次長 法眼健作回顧録』(共編著、吉田書店)など。

この本の内容

敗戦後の日本は憲法九条の規定により、軍隊の海外活動を禁じることとなる。一方、日本が飛躍的な経済復興を遂げ経済大国の仲間入りを果たす中、国際社会への経済援助だけでなく、人的な貢献が必要だとする議論が起こった。緊迫する国際情勢に対し、日本の自衛隊は何ができ、何ができないのか。転機となった湾岸危機後のペルシャ湾、イラク戦争、南スーダン、ソマリア沖、そしてウクライナ戦争に至るまで。自衛隊海外派遣の全貌を網羅し、日本のとるべき道を考える、必読の通史。

この本の目次

第1章 敗戦から国際貢献へ(軍隊の解体と憲法九条
残された日本海軍 ほか)
第2章 前史―自衛隊以外の人的貢献(池田政権と安保騒動後の国内情勢
青年海外協力隊の創設 ほか)
第3章 始まり―「汗を流さない大国」からの脱却をめざして(冷戦の終結
国際協力構想と国内政治情勢の変容 ほか)
第4章 定着―地域紛争・テロとの戦いの時代(カンボジアPKO
同盟漂流と朝鮮半島危機 ほか)
第5章 自衛隊海外派遣のゆくえ―米中対立の時代(安倍政権の発足と安全保障体制の改革
集団的自衛権の解釈見直し ほか)

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