自衛隊海外派遣
変容する国際情勢に対して日本は何ができ、何ができないのか? ペルシャ湾、イラク戦争からウクライナ戦争に至るまで。自衛隊海外活動の全貌に迫る画期的通史。
敗戦後の日本は憲法九条の規定により、軍隊の海外活動を禁じることとなる。一方、日本が飛躍的な経済復興を遂げ経済大国の仲間入りを果たす中、国際社会への経済援助だけでなく、人的な貢献が必要だとする議論が起こった。緊迫する国際情勢に対し、日本の自衛隊は何ができ、何ができないのか。転機となった湾岸危機後のペルシャ湾、イラク戦争、南スーダン、ソマリア沖、そしてウクライナ戦争に至るまで。自衛隊海外派遣の全貌を網羅し、日本のとるべき道を考える、必読の通史。
第1章 敗戦から国際貢献へ(軍隊の解体と憲法九条
残された日本海軍 ほか)
第2章 前史―自衛隊以外の人的貢献(池田政権と安保騒動後の国内情勢
青年海外協力隊の創設 ほか)
第3章 始まり―「汗を流さない大国」からの脱却をめざして(冷戦の終結
国際協力構想と国内政治情勢の変容 ほか)
第4章 定着―地域紛争・テロとの戦いの時代(カンボジアPKO
同盟漂流と朝鮮半島危機 ほか)
第5章 自衛隊海外派遣のゆくえ―米中対立の時代(安倍政権の発足と安全保障体制の改革
集団的自衛権の解釈見直し ほか)
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