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ちくま新書

中世哲学入門

——存在の海をめぐる思想史

定価

1,265

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07563-5

Cコード

0210

整理番号

1734

2023/06/06

判型

新書判

ページ数

400

解説

内容紹介

未踏の大地だった中世哲学は、二十世紀に入ると忘却の淵から蘇った。中世哲学への歴史的な関心というより、現代における問題に直結するものとして光が当てられてきている。中世論理学が言語哲学、とりわけ意味論への貢献する枠組みを提供するなど、非合理で素朴でもなく、煩瑣で無内容でもない、中世哲学の姿が示されるようになってきた。中世哲学の入り口を示し、基本用語を解説しつつ、存在の問題、アヴィセンナの存在論、存在の一義性、個体化論、普遍論争へと、存在の海をめぐる思想史を丁寧に案内する入門書。

目次

第1章 中世哲学の手前で
第2章 中世哲学の姿
第3章 存在の問題
第4章 存在の一義性への道―第一階梯
第5章 スコトゥスの基本概念についての説明
第6章 存在の一義性―第二階梯
第7章 個体化論の問題
第8章 普遍論争
第9章 中世哲学の結実
終章 中世哲学の構図

著作者プロフィール

山内志朗

( やまうち・しろう )

山内 志朗(やまうち・しろう):1957年山形県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。慶應義塾大学名誉教授。専攻は哲学。著書に『天使の記号学』『存在の一義性を求めて――ドゥンス・スコトゥスと13世紀の〈知〉の革命』(以上、岩波書店)、『ライプニッツ――なぜ私は世界にひとりしかいないのか』『〈つまずき〉のなかの哲学』(以上、日本放送出版協会)、『普遍論争――近代の源流としての』(平凡社ライブラリー)など多数。共編著に『世界哲学史(全8巻、別巻1)』(ちくま新書)などがある。

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