古代日本の宮都を歩く

村井 康彦

飛鳥京から平安京まで、王宮が遷都と造都を繰り返したのはなぜだったのか。歴史家が自ら現地を歩き、文献史料を再検討し、宮都の知られざる事実を掘り起こす。

古代日本の宮都を歩く
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:1755
  • 刊行日: 2023/10/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-07564-2
  • JANコード:9784480075642
村井 康彦
村井 康彦

ムライ ヤスヒコ

1930年山口県生まれ。京都大学文学部大学院博士課程修了。専攻は日本古代史・中世史。国際日本文化研究センター名誉教授・滋賀県立大学名誉教授。著書『出雲と大和』『藤原定家「明月記」の世界』『茶の文化史』(以上、岩波新書)、『武家文化と同朋衆』(ちくま学芸文庫)、『王朝風土記』(角川選書)など多数。

この本の内容

よく知られるように平城京・平安京以外にも、古代には数多くの宮都があった。王権の所在地であり国家統治の中枢だった王宮は、やがて「百官の府」と称され、京域に貴族官人や庶民が集住し都市文化が萌芽。それは遷都と造都を繰り返す中でもたらされた。半世紀以上にわたり、古代の宮都を訪ね歩いてきた著者が、過去の景観と現在を比較し、文献史料を再検討することによって、宮都の知られざる事実を掘り起こす。通説にとらわれずに史実を明らかにしてきた碩学による宮都案内。

この本の目次

序章 峠の文明開花
第1章 宮都の原郷
第2章 遷都の条件
第3章 藤原京へ
第4章 平城京へ
第5章 流離する宮都
第6章 「山背」宮都へ
第7章 平安新京
第8章 王朝文華の源泉
第9章 平安京三題
終章 京都が「京都」でなくなる時

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