報道弾圧 ─言論の自由に命を賭けた記者たち
新型コロナ発生を指摘して拘束、軍事機密をスクープしたら国家反逆罪で逮捕、政権批判で暗殺、スパイ容疑で死刑。むき出しの報道弾圧と戦う記者たちを描く。
世界各国で、報道活動への締め付けがあからさまになっている。政権に不利益な報道を行うメディアへの発行停止処分や閉鎖、記者の逮捕・拘束は珍しくなく、二〇二二年中に殺害された記者らの数は、世界で六七名に上った。この現実に対し、メディアはさまざまな方法で権力と渡り合っている。ウクライナ侵攻前後のロシアで、新型コロナ流行下の中国で、軍政のミャンマーで、内戦に苦しむ中東の国々で―。世界中で繰り広げられる言論の自由を目指す戦いから、報道の力を捉え直す。
第1章 フィリピン―強権政治とメディア
第2章 ロシア―戦争に突き進む大国で
第3章 中国―コロナ対共産党の主戦場
第4章 中東―内戦における報道
第5章 トルコ、サウジアラビア―記者殺害事件の政治利用
第6章 ミャンマー―軍と報道
第7章 「民主主義」の国で―法律乱用の恐れ
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