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ちくま新書

現代フランス哲学

構造主義から政治、宗教、ジェンダー、科学技術、エコロジーまで。フーコー、ドゥルーズ、デリダに続く、変容する時代を鋭くとらえる強靭な思想の流れを一望する。

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07574-1

Cコード

0210

整理番号

1749

2023/09/05

判型

新書判

ページ数

352

解説

内容紹介

構造主義から政治、宗教、ジェンダー、科学技術、エコロジーまで。フーコー、ドゥルーズ、デリダに続く、変容する時代を鋭くとらえる強靭な思想の流れを一望する。

 一九六八年五月にパリで起こった「革命」を起点に、若者や政治を巻き込み、時代や経験に深く根ざす思想運動として発展した現代フランス哲学。資本主義の矛盾や構造的な抑圧がさまざまに露呈する一九八〇年代以降、それは大きな変化を遂げた。構造主義からポスト構造主義を経て、政治や宗教、労働、ジェンダー/フェミニズム、科学と技術、エコロジーをめぐる諸思想にいたるまで。フーコー、ドゥルーズ、デリダに続く、変容する社会を鋭くとらえる強靭な思想の広がりを一望する。

目次

1 構造主義とポスト構造主義(構造主義を振り返る
ポスト構造主義)
2 転換点としての八〇年代(ポストモダン社会か新自由主義社会か
“政治的なもの”の哲学 ほか)
3 科学と技術(科学哲学
技術哲学)
4 変容する社会(ジェンダー/フェミニズム思想
エコロジー思想 ほか)
5 フランス哲学の最前線(哲学研究の継承と刷新
フランス哲学の射程)

著作者プロフィール

渡名喜庸哲

( となき・ようてつ )

渡名喜庸哲(となき・ようてつ):1980年、福島県生まれ。立教大学文学部教授。専門は現代フランス哲学、社会思想。主著に『レヴィナスの企て――『全体性と無限』と「人間」の多層性』(勁草書房、2021年)、『終わりなきデリダ――ハイデガー、サルトル、レヴィナスとの対話』(共著、法政大学出版局、2016年)、『カタストロフからの哲学――ジャン=ピエール・デュピュイをめぐって』(共著、以文社、2015年)ほか。訳書にグレゴワール・シャマユー『ドローンの哲学』(明石書店、2018年)、クロード・ルフォール『民主主義の発明』(共訳、勁草書房、2017年)ほか。

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