情報公開が社会を変える ─調査報道記者の公文書道
公文書と「個人メモ」の境界は? 電子メールも公開請求できる? 「不開示」がきたらどうする? 調査報道記者が教える、市民のための情報公開請求テクニック。
行政が押し進める理不尽な政策。そこに共通するのは、意思決定過程が不透明で結論や負担だけを市民に押しつける点だ。真実を知り、民主主義を守るためには、私たち一人ひとりが行政を監視し、政策をチェックすることが求められる。役所の不正に立ち向かうとき、強力な武器となるのが情報公開制度だ。これまでに千件もの情報公開請求を行い、数々のスクープを伝えてきた調査報道記者が、長年の経験をもとに、そのしくみとテクニックをわかりやすく伝授する。
第1章 報道は期待できない―市民が自ら情報公開請求すべし
第2章 はじめての情報公開請求
第3章 意思決定過程を解明する―狙いは非公開の「調査」と「会議」
第4章 「不存在」を疑う―役所のごまかしをどう見抜くか
第5章 請求テクニック―目的の情報にたどり着くために
第6章 黒塗りに隠されたもの―役所の「痛点」を見つける
第7章 審査請求のススメ―「不開示」がきたらどうする?
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