商店街の復権 ─歩いて楽しめるコミュニティ空間

広井 良典

コミュニティの拠点としての商店街に新たな注目が集まっている。国際比較の視点や公共政策の観点も盛り込み、未来の商店街のありようと再生の具体策を提起する。

商店街の復権 ─歩いて楽しめるコミュニティ空間
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:1775
  • 刊行日: 2024/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-07608-3
  • JANコード:9784480076083
広井 良典
広井 良典

ヒロイ ヨシノリ

広井 良典(ひろい・よしのり):1961年生まれ。京都大学人と社会の未来研究院教授。専攻は公共政策、科学哲学。環境・福祉・経済が調和した「定常型社会=持続可能な福祉社会」を一貫して提唱。社会保障、医療、環境、都市・地域等に関する政策研究から、ケア、死生観、時間、コミュニティ等の主題をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。著書『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書、2009年)で大佛次郎論壇賞受賞。『日本の社会保障』(岩波新書、1999年)でエコノミスト賞、『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社、2019年)で不動産協会賞受賞。他に『ケアを問いなおす』(ちくま新書)、『ポスト資本主義』(岩波新書)、『科学と資本主義の未来』(東洋経済新報社)など著書多数。

この本の内容

商店街は過去の遺物ではなく、新たな動きが見え始めている。若い世代がカフェやコワーキングスペースなどコミュニティの拠点として商店街に関心を向け、クルマで買い物に行くのが難しい高齢世代が商店街に足を向ける流れも出てきた。コミュニティ空間としての「ウォーカブル・シティ(歩いて楽しめる街)」を求める動きも各地で起こりつつある。商店街のもつ新たな意味や価値に注目し、国際比較の視点や、まちづくり・交通など公共政策の観点も盛り込み、幅広い叡智を結集。未来の商店街のありようと、再生に向けた具体策を提起する。

この本の目次

1 商店街の復権―コモンズとしての中心市街地再生に向けて
2 成長局面からみた商店街再生の実践ステップ
3 エリアリノベーションと商店街の可能性
4 コミュニティ的空間としての商店街
5 商店街復権への取り組み
6 中心市街地再生と交通まちづくり政策
7 シャッター通りと耕作放棄地―未利用ストックの活用と効果
8 各地の事例からの示唆と展望

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可