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ちくま新書

経済学の思考軸

——効率か公平かのジレンマ

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07618-2

Cコード

0233

整理番号

1791

2024/05/08

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

「個人の幸せ」を出発点としている経済学が「社会の理想」を議論できるのか。効率と公平というせめぎ合う2本の評価軸で人口減少下の経済運営について考え抜く。

市場メカニズム/格差/教育
少子化/経済成長/リスク回避/黄金律……
ソボクな誤解や疑いを 解きほぐす

経済学は、資源や財源など与えられた制約の中でどうやりくりするかという問題に絶えず直面し、解決策をひねり出そうとします。
「拡大する格差を何とかするには」
「全世代型社会保障は可能なのか」
「市場メカニズムのカギを握る情報というファクター」
「人口減少下におけるトレードオフの大命題」
……難題の数々に、経済学の〝ものの見方〟を駆使して、効率性と公平性という2本の評価軸をもとに、原理原則から交通整理します。

目次

第1章 出発点はあくまでも個人(個人か社会か
経済学の発想でどこまで突っ走れるか
経済学で「幸せ」を語れるか)
第2章 経済学の2本立て構造(効率性の観点からの問題提起
経済学は公平性をどう裏づけるのか
せめぎ合う効率性と公平性)
第3章 教科書では教えない市場メカニズム(評判の悪い市場メカニズム
医療保険の強制加入―その奇妙な理由づけ
あまりにも特殊な教育市場
情報収集をサボることのコスト)
第4章 経済学は将来を語れるか(現在と将来をつなぐ架け橋
人口減少下における政府の介入
将来世代にどこまで思いを馳せられるか
人口減少にどう立ち向かうか)

著作者プロフィール

小塩隆士

( おしお・たかし )

小塩 隆士(おしお・たかし):1960年京都府生まれ。83年東京大学教養学部卒業。2002年大阪大学博士(国際公共政策)。経済企画庁(現内閣府)等を経て、現在、一橋大学経済研究所特任教授。主な著書に、『高校生のための経済学入門[新版]』(ちくま新書)、『再分配の厚生分析』(日本評論社、日経・経済図書文化賞受賞)、『社会保障の経済学(第4版)』(日本評論社)、『公共経済学』(東洋経済新報社)、『くらしと健康』(岩波書店)、『日本人の健康を社会科学で考える』(日本経済新聞出版)ほか。

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