ユダヤ古代誌 4

フラウィウス・ヨセフス 著 , 秦 剛平 翻訳

アレクサンドリアにおける聖書の翻訳から、マッカバイオス戦争を経て、アサモナイオス朝の終焉までのヘレニズム時代。新約世界のはじまり。

ユダヤ古代誌 4
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:ヨ-7-4
  • 刊行日: 2000/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:4-480-08534-3
  • JANコード:9784480085344
秦 剛平
秦 剛平

ハタ ゴウヘイ

1942年生、現在、多摩美術大学名誉教授、ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー、ヨセフス・セミナー運営委員、ヘレニズム・ユダヤ教部会運営委員(聖書文学協会、アメリカ)。著書:『旧約聖書続編講義』(リトン)、『描かれなかった十字架』、『あまのじゃく聖書学講義』(いずれも青土社)、訳書: 『ユダヤ戦記』全3分冊、『ユダヤ古代誌』全6分冊(いずれもちくま学芸文庫)、フィロン『フラックスへの反論+ガイウスへの使節』、エウセビオス『コンスタンティヌスの生涯』(いずれも京都大学学術出版会)ほか多数。

この本の内容

ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著12〜14巻までを収める文庫版第4巻は、『聖書』の翻訳、マッカバイオス戦争、アサモナイオス王朝の旧約・新約の間の200年。

この本の目次

アレクサンドリアにおける聖書の翻訳―七十人訳聖書成立の伝承
エジプトとシリアのはざまで
マッカバイオス戦争(その一)―アサモナイオス一族の反乱とユダスの死
マッカバイオス戦争(その二)
ユダヤ独立とアサモナイオス朝(その一)―シモンの支配(前一四四‐一三六年)
アサモナイオス朝(その二)―ヒュルカノス一世の支配(前一三六‐一〇五年)
アサモナイオス朝(その三)―アリストブロスの支配(前一〇五‐一〇四年)
アサモナイオス朝(その四)―アレクサンドロス・ヤンナイオスの支配(前一〇四‐七八年)
アサモナイオス朝(その五)―サロメ・アレクサンドラの支配(前七八‐六九年)
アリストブロス二世による統治(前六七‐六三年)―ポンペイオスのエルサレム占領とユダヤ再編成
ヒュルカノス二世による統治(前六三‐四〇年)―アンティゴノス二世による統治(前四〇‐三七年)
ソッシオスとヘロデによるエルサレム包囲と占領―アサモナイオス朝の終焉

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