日本数寄

松岡 正剛

「趣向」こそがニッポンだ

文様や意匠・神社の空間・茶の湯文化・和算に名物……歴史と現在を大胆に横断しながら見えてくる無常迅速、日本のダンディズム。
【解説: 芳賀徹 】

日本数寄
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:マ-25-2
  • 刊行日: 2007/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-09043-0
  • JANコード:9784480090430
松岡 正剛
松岡 正剛

マツオカ セイゴウ

1944年、京都府生まれ。編集工学研究所所長。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、イシス編集学校校長。独自の視点による情報文化論、日本文化論に定評がある。おもな著作に『多読術』『日本数寄』『フラジャイル』『山水思想』(筑摩書房)、『誰も知らない世界と日本のまちがい』『17歳のための世界と日本の見方』『連塾──方法日本』(春秋社)、『知の編集術』(講談社)、『白川静』(D凡社)等。インターネット上で壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」を展開中。

著者に関する情報

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この本の内容

ときにまっすぐに核心を射抜き、ときにキワに寄りながら、日本の歴史からさまざまな趣向(数奇)の系譜を見出し、縦横無尽にそのつながりを辿る。梅に桜、唐草や咋鳥といった文様や意匠の系譜、曲舞に能楽、祭りの神興、神社の空間、仏壇のしつらえ、さまざまな名物、利休に織部、茶の湯の文化の仕掛け人たち、はては和算に人口知能…著者の博識に身を委ね、歴史と現在を大胆に横断しながら見えてくる、無常迅速、日本のダンディズムの歴史。

この本の目次

1 日本の意匠(吉右衛門の梅
桜と時代 ほか)
2 神仏のいる場所(中心の移動
説明の庭 ほか)
3 数寄と作文(主客の遊び
茶数寄茶振舞 ほか)
4 江戸の人工知能(和算と条理学
江戸の人工知能 ほか)

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