日本流
日本が動く、日本へ動く
日本文化に通底しているもの、失われつつあるものとは。唄、画、衣装、庭等を紹介しながら、多様で一途な「日本」を抽出する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,430円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:マ-25-4
- 刊行日:
2009/11/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:384
- ISBN:978-4-480-09253-3
- JANコード:9784480092533
- 在庫 ×
我々の周りにあり、また失われつつある日本的なもの。著者はそれを「日本流」と定義した。本書では万葉仮名、着物、庭園、絵画等を豊富な図版とともに紹介。それらのなかにスサビという方法論を見出し、泉鏡花、イサム・ノグチ、ワダエミなど、モノの真髄を掴み、革新的な仕事をした人々に着目。文化やその伝承が個々の才の集積であることを説く。また忘れかけた日本の滋味とも言える哀調を、野口雨情をはじめとする大正時代の童謡に探る。現代にも伏流としてある多様で一途な日本の姿が現れる一冊。日本文化について斬新な提言を続ける著者の歩みは、この書から始まった。
序章 日本が思う―歌を忘れたカナリヤ
第1章 日本を語る―多様で一途な国
第2章 日本も動く―職人とネットワーカー
第3章 日本で装う―仕組と趣向がはずむ
第4章 日本へ移す―見立てとアナロジー
第5章 日本に祭る―おもかげの国・うつろいの国
第6章 日本と遊ぶ―わび・さび・あはせ
第7章 日本は歌う―間と型から流れてくる
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