文化と抵抗
文化は闘う手段である――
待望の本邦初訳
戦争とテロリズム、文化と歴史、抵抗の重要性。オリエンタリズムに異議を唱えてきたサイードが、闘病生活の中で放つ最晩年の肉声。本邦諸訳。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,430円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:サ-18-2
- 刊行日:
2008/03/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:368
- ISBN:978-4-480-09136-9
- JANコード:9784480091369
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「闘う知識人」が最後に言いたかったことは何か。排他主義的・分離主義的な西欧的価値観に鋭い異議を唱え続けたサイードが、反体制的な批評で知られる米国の独立ラジオ局から、長期にわたる継続的なインタヴューを受けてきたことはよく知られている。本書は、そのうちの1999年以降、逝去の7か月前までの肉声をまとめたものである。帝国主義と“テロリズム”の起源について、マスメディアの欺瞞、それに対抗する批判的精神、抵抗運動において文化が果たしうる役割について―。刻々と変化するパレスチナ情勢をとおして、20世紀を代表する思想家が語る。本邦初訳。
第1章 一国家二国民案
第2章 インティファーダ・二〇〇〇―パレスチナ人の蜂起
第3章 彼らが望むのは、わたしの沈黙だ
第4章 テロリズムの起源
第5章 対イスラエル闘争―パレスチナ人の視点
第6章 勝利の会合の場で
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そこに壁はない―― 抵抗としての芸術文化論[全文を読む]