ゲームの理論と経済行動1
ゲームの理論の金字塔
今や様々な分野への応用著しい「ゲーム理論」の嚆矢とされる記念碑的著作。第1巻はゲームの形式的記述とゼロ和2人ゲームについて。全3巻。
今や経済学にとどまらず社会学・生物学など様々な分野において、現象の分析や意思決定の方法論として応用されるようになったゲーム理論。その歴史は本書をもって始まった。複雑な人間行動を厳密かつ数学的に記述する新たな可能性を開き、後世に絶大な影響を与えた記念碑的著作。本巻は“戦略ゲーム”の形式的記述、およびゼロ和2人ゲームの理論と実例について論じる。
第1章 経済問題の定式化(経済学における数学的方法
理性的行動の問題に関する定性的議論 ほか)
第2章 戦略ゲームの一般的な形式的記述(序論
ゲーム概念の単純化 ほか)
第3章 ゼロ和2人ゲーム:理論(予備的考察
関数計算 ほか)
第4章 ゼロ和2人ゲーム:実例(いくつかの基礎的なゲーム
ポーカーとハッタリ)
2010.8.06 Foster
既成の理論の背景にあるアスペクトを知りたく、この古典的名著を読みました。どのような問題意識が現在流通している概念を創るに至ったか。それを知るには最適な本でした。その創造過程で確率哲学の問題に触れるなど、刺激の多い内容です。
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