音楽機械論 ─ELECTRONIC DIONYSOS

吉本 隆明 著 , 坂本 龍一

音を起こし、言葉を紡ぐ

思想界・音楽界の巨人たちによるスリリングな文化談義。時代の転換点を捉えた記念碑的対談。文庫版特別インタビューを収録。

音楽機械論 ─ELECTRONIC DIONYSOS
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0173
  • 整理番号:ヨ-1-10
  • 刊行日: 2009/08/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-09227-4
  • JANコード:9784480092274
吉本 隆明
吉本 隆明

ヨシモト タカアキ

1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。

坂本 龍一
坂本 龍一

サカモト リュウイチ

1952年、東京生まれ。1976年、東京芸術大学大学院修了。学生時代から音楽活動を始め、1978年にアルバム「千のナイフ」でデビュー、YMOに参加し世界的成功を収める。『戦場のメリークリスマス』『ラスト・エンペラー』をはじめとして映画やCMなどに楽曲を提供している。環境・平和問題についても積極的に発言、論集『非戦』を監修。

この本の内容

1984年、東京―思想界、音楽界の巨人が音楽・文化について語りあった。坂本の創作現場に吉本が立ち会い、デジタル・シンセサイザーなどを用いた最先端の作曲手法を坂本が解説する。そこでは音楽が作品として屹立していく様が丁寧に描かれ、同時にモードが変わりつつある文化の時勢を見極め、未来を予測する先見的な対話が紡がれた。既成概念が壊され、技術革新による新時代到来を予見できた時代の、出色のドキュメント。巻末に1984年を振り返る、坂本への文庫版特別インタビューを収録する。

この本の目次

1 現代の音楽工場見学
2 ムジカ・コンビナトリアのあらたな探究
3 電子音楽作曲のためのプログラム―YOSHIMOTO=SAKAMOTO PROJECT(リズム/ベースをつくる
作曲・補作作業
アレンジ)
4 歓ばしき音楽機械!?
文庫版インタビュー モードが変化した一九八四年

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