火の起原の神話

J.G.フレイザー 著 , 青江 舜二郎 翻訳

太古の精神世界を綴った
古典的名著

人類はいかにして火を手に入れたのか。世界各地より夥しい神話や伝説を渉猟し、文明初期の人類の精神世界を探った名著。
【解説: 前田耕作 】

火の起原の神話
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:フ-18-3
  • 刊行日: 2009/12/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-09268-7
  • JANコード:9784480092687
J.G.フレイザー
J.G.フレイザー

フレイザー,J.G

1854〜1941年。スコットランド生まれの人類学者。グラスゴー大学卒 業後、ケンブリッジのトリニティ・カレッジに進み、リヴァプール大学教授、トリニティ・カレッジ教授を歴任。1914年にはナイトに叙任。他の著書に『金枝H』『トーテミズムと外婚制』など。

青江 舜二郎
青江 舜二郎

アオエ シュンジロウ

1904〜1983年。劇作家、評論家。東京帝国大学文学部印度哲学科卒業。戯曲「火」が小山内薫に認められ、師事する。主著に『戯曲の設計』『演劇の世界史』『日本芸能の源流』など、翻訳書には他に『先史時代のインド文化』(D・H・ゴードン)など。

この本の内容

人類はいかにして火を手に入れたのか―世界のあらゆる地域、民族に伝えられた神話や伝説のなかに、文明への一歩を特徴づけるこの神秘への、人類の飽くなき問いが刻印されている。地底の神々や先祖と戦い、隠された火の秘密を盗み出すポリネシアの大胆な若者たち。火を起こす技を秘めた男を惑わして、秘密を暴くアフリカの王女。大神ゼウスから火を奪った罰として、30年間、鷲に臓腑をえぐられ続けたプロメテウスをめぐるギリシア神話―。『金枝篇』で名高い人類学者・フレイザーが、壮大な神話の数々を通して、太古の人間の精神に迫る。

この本の目次

序論
タスマニア
オーストラリア
トレス海峡諸島とニューギニア
メラネシア
ポリネシアとミクロネシア
インドネシア
アジア
マダガスカル
アフリカ
南アメリカ
中央アメリカとメキシコ
キタアメリカ
ヨーロッパ
古代ギリシア
古代インド
要約と結論

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