プラトンに関する十一章

アラン 著 , 森 進一 翻訳

『幸福論』のアランが読み解く
愛、正義、そして真理

『幸福論』が広く静かに読み継がれているモラリスト、アラン。卓越した哲学教師でもあった彼が平易かつ明快にプラトン哲学の精髄を説いた名著。

プラトンに関する十一章
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ア-34-1
  • 刊行日: 2010/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-09345-5
  • JANコード:9784480093455
アラン
アラン

アラン

1868〜1951年。フランスの哲学者。本名エミール=オーギュスト・シャルティエ。高等師範学校卒業後、リセの教師となる。その哲学講義は学生たちの支持を受け、教え子からシモーヌ・ヴェイユをはじめとする哲学者を輩出している。65歳で教職を退き亡くなるまで執筆活動を続けた。著書に『幸福論』『定義集』『諸芸術の体系』などがある。

森 進一
森 進一

モリ シンイチ

1923?2005年。ギリシャ哲学者。元、関西医科大学教授。著書に『ホメロス物語』『雲の評定』、訳書にプラトン『法律』『饗宴』などがある。

この本の内容

『幸福論』のアランがプラトン哲学の精髄を詩的に解き明かす奥深いエセー。「ソクラテスの弁明」「クリトン」「パイドン」「饗宴」などの対話篇から自在に言葉を引き、その思想を語ってゆく。アランはプラトンに導かれつつ殺されて生かされ、プラトンはアランの鋭角的な精神によって変容されながら、自己の普遍性を損なわれることなく見事に開花する。モラリスト・アランの真骨頂たる一冊。

この本の目次

第1章 ソクラテス
第2章 プロタゴラス
第3章 パルメニデス
第4章 イデア
第5章 洞窟
第6章 ティマイオス
第7章 アルキビアデス
第8章 カリクレス
第9章 ギュゲス
第10章 袋
第11章 エル
付 アリストテレスについてのノート

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可