イメージの歴史

若桑 みどり

新しい美術史の方法

時代の精神を形作る様々な「イメージ」に学問的領域を越えてアプローチし、ジェンダー的・ポストコロニアル的視点を盛り込みながらその真意をさぐる。

イメージの歴史
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,500円+税
  • Cコード:0170
  • 整理番号:ワ-4-4
  • 刊行日: 2012/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-09432-2
  • JANコード:9784480094322
若桑 みどり
若桑 みどり

ワカクワ ミドリ

1935-2007年。東京芸術大学美術学部芸術学専攻科卒業。1961-63年、イタリア政府給費留学生としてローマ大学に留学。専門は西洋美術史、表象文化論、ジェンダー文化論。千葉大学名誉教授。『全集 美術のなかの裸婦寓意と象徴の女性像』を中心とした業績でサントリー学芸賞、『薔薇のイコノロジー』で芸術選奨文部大臣賞、イタリア共和国カヴァリエレ賞、天正遣欧少年使節を描いた『クアトロ・ラガッツィ』で大佛次郎賞。著書に『戦争がつくる女性像』『イメージを読む』『絵画を読む』『象徴としての女性像』『お姫様とジェンダー』『聖母像の到来』など多数。

著者に関する情報

追悼・若桑みどり[全文を読む]

この本の内容

有名芸術家の名作はもとより、版画や挿絵、広告や記念碑に至るまで、美術作品が、何のために、どのように描かれてきたか―それが「イメージの歴史」だ。ここではさまざまな学問領域を自由に往来し、ポスト・コロニアル的かつジェンダー的な視線で従来の美術史を書き換える。絵画と社会のかかわりや画像の解釈方法などの理論を踏まえ、さらに西欧文化が繰り返し描いてきたイメージにメスを入れ、その精神的・社会的な背景を明らかにする。レイプを描き続けたのはなぜか、新しい政治形態はどのような画像を生んだか―人間の想像力に新たな光を当てる美術史の誕生。

この本の目次

序―「イメージの歴史」とは
理論編(新しい美術史の理論
イメージ生産の目的
イメージ解釈の方法 図像のコード
イメージ解釈の方法 表現様式)
実践編(カノン(正典)の成立 古代社会のイメージと心性
中世西欧のイコン 聖母像
ギリシャの復活 ルネサンスの公共彫刻
女性英雄をめぐる問題
フランス革命と公共彫刻
フランス革命と民衆
自由の女神―アメリカのイメージ
十九世紀ナショナリズムと植民地への視線
ファシズムのプロパガンダと古代のカノン
二〇世紀の日本―東京の公共彫刻)

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