科学哲学への招待

野家 啓一

科学は世界を
本当に理解できるのか?

科学とは何か? その営みにより人間は本当に世界を理解できるのか? 科学哲学の第一人者が、知の歴史のダイナミズムへと誘う入門書の決定版!

科学哲学への招待
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ノ-5-2
  • 刊行日: 2015/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-09575-6
  • JANコード:9784480095756
野家 啓一
野家 啓一

ノエ ケイイチ

1949年仙台生まれ。東北大学総長特命教授。日本哲学会元会長。専攻は哲学、科学基礎論。近代科学の成立と展開のプロセスを、科学の方法論の変遷や理論転換の構造などに焦点をあてて研究している。主な著書に、『言語行為の現象学』『無根拠からの出発』(勁草書房)、『物語の哲学』(岩波現代文庫)、『歴史を哲学する』(岩波書店)、『科学の解釈学』、『パラダイムとは何か』(講談社学術文庫)など多数。1994年第20回山崎賞受賞。

この本の内容

古代・中世のアリストテレス的自然観を克服し、信仰や迷信から独立することで17世紀に近代「科学」は誕生した。しかしパラダイム転換はくり返され、20世紀には科学技術に伴うリスクも叫ばれるようになる。科学哲学の第一人者がこうした決定的な転換点に光をあてながら、知の歴史のダイナミズムへと誘う。科学神話が揺らぐ今だからこそもう一度深く掘り下げる、入門書の決定版。

この本の目次

第1部 科学史(「科学」という言葉
アリストテレス的自然観
科学革命(コスモスの崩壊
自然の数学化
機械論的自然観)
科学の制度化)
第2部 科学哲学(科学の方法
科学の危機
論理実証主義と統一科学
批判的合理主義と反証可能性
知識の全体論と決定実験
パラダイム論と通約不可能性)
第3部 科学社会学(科学社会学の展開
科学の変貌と科学技術革命
科学技術の倫理
3.11以後の科学技術と人間)

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