近代日本思想選 九鬼周造

田中 久文 編集

日本哲学史において特異な位置を占める九鬼周造。時間論、「いき」の美学、偶然性の哲学など、その思考の多面性が厳選された論考から浮かび上がる。

近代日本思想選 九鬼周造
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,700円+税
  • Cコード:0110
  • 整理番号:キ-29-2
  • 刊行日: 2020/08/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:656
  • ISBN:978-4-480-09982-2
  • JANコード:9784480099822
田中 久文
田中 久文

タナカ キュウブン

1952年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。同大学院博士課程修了。日本大学教授をへて、現在、日本女子大学人間社会学部教授。文学博士。専門は倫理学・日本思想史・日本文化論。日本の近代哲学を伝統思想との関連のなかで読み解き、現代の倫理学的課題に生かそうと試みている。主な著書に『九鬼周造――偶然と自然』(ぺりかん社、第一回中村元賞受賞)、『丸山眞男を読みなおす』(講談社選書メチエ)、『日本美を哲学するあはれ・幽玄・さび・いき』(青土社)などがある。

この本の内容

“媚態”“意気地”“諦め”という三つの契機から、日本的美意識「いき」の構造を解明した九鬼周造。ハイデッガーやベルクソンらに師事し、豊かな方法的視座を身につけたこの哲学者にとって、人と人とのめぐり逢いの謎は、自身の実存ともあいまって生涯を覆うものであった。「偶然性」の哲学の誕生だ。のちにそれは、日本文化論における「自然」の思想においてひとつの帰結をみる。没後、時代ごとに異なる光が当てられてきた九鬼の哲学。本書は、自伝的エッセイからヨーロッパでの講演、人生観、晩年の詩論まで、その全体像と独創性を一冊で提示する。

この本の目次

1 自伝的エッセイ
2 九鬼哲学の出発点
3 「いき」の哲学
4 実存哲学の受容
5 「偶然性」の哲学
6 九鬼哲学の全体像
7 日本文化論
8 文芸論
関連論考

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳


 男性   女性 

 公開可   公開不可