禅の語録 17 大慧書
十二世紀なかば、外敵の侵入と国論の分裂により、空前の危機に見舞われた中国民族の精神的混乱を、禅の威力によって根本から収拾しようとしたのが大慧宗杲の公案禅であり、動揺する官僚知識人のさまざまな疑問に答えた彼の書簡六十余通を収めたのが『大慧書』である。そこには禅的主体による歴史的形成作用の可能性と独自性が、強い自信をもって語られており、激動期に処する人間への不滅の示唆を読みとることもできるのである。
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可