山河太平記

陳 舜臣

乱世の記憶をたどる

楠木正成、新田義貞、足利尊氏そして後醍醐天皇が活躍した『太平記』ゆかりの土地を歩きながら、乱世の記憶をたどる歴史紀行。
【解説: 兵藤裕己 】

山河太平記
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:ち-9-1
  • 刊行日: 2007/04/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-42319-1
  • JANコード:9784480423191
陳 舜臣
陳 舜臣

チン シュンシン

1924年−2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

この本の内容

楠木正成、新田義貞、足利尊氏、そして後醍醐天皇などが活躍する『太平記』は、『平家物語』とならぶ戦記物の傑作として馴染み深い。英雄たちの興亡を賭けた争いは、現在の兵庫県から大阪、三重、奈良、和歌山にまたがる近畿地方を中心として全国に広がった。中国古典に造詣の深い著者が『太平記』ゆかりの土地を歩きながら乱世の記憶をたどり、“日本”を読みとく歴史エッセイ。

この本の目次

河内・峠を越えて
河内その二・正成登場
笠置まんだら
赤松の蜂起
奔流は鎌倉へ
足利と新田
児島高徳
決断の季節
六波羅
苦集滅道を越えて〔ほか〕

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