自民党戦国史 下

伊藤 昌哉

権力の頂点を極める。

大平・福田両派の対立は、自民党全体を巻き込んだ四十日抗争へと発展し…。権力への執念、ライバルへの嫉妬が渦巻く政界の中枢を活写する。

自民党戦国史 下
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0131
  • 整理番号:い-67-2
  • 刊行日: 2009/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-42582-9
  • JANコード:9784480425829
伊藤 昌哉
伊藤 昌哉

イトウ マサヤ

(1917-2002)満洲(現・中国東北部)生まれ。東京帝国大学法学部卒業と同時に入営、経理部将校として従軍。終戦後は西日本新聞社記者となるが、55年、池田勇人に誘われて秘書となり、首相就任後は首席秘書官として彼を支える。池田の死後、いったんは政界から離れるものの、大平正芳から請われ、側近として大平政権の成立に尽力する。80年代からは政治評論家として執筆活動やテレビ出演などを通じて活躍する。著書に『池田勇人とその時代』など。

この本の内容

戦後日本を大きく揺さぶったロッキード事件と田中元首相の逮捕は、保守政治の歯車を大きく狂わせた。権力への執念を燃やし、政界に君臨し続けようとする田中角栄。次の総理の座を狙い、野心と嫉妬の狭間であえぎ苦しむ政治家たち。やがてそれは自民党を二分して、「四十日抗争」を引き起こす火種となる。

この本の目次

第2部 権力と相克(予備選前夜と秋の政局
この逆転はだれの働きか
つまずいた組閣
大平内閣との奇妙な距離
解散から内紛の道へ ほか)
第3部 支配と堕落(霊前の会談
だれが組閣名簿をつくったか
組閣にひそむ権力者の意図
鈴木内閣始動
行財政改革に政治生命を賭ける ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可