江分利満氏の優雅な生活

山口 瞳

昭和一桁世代の哀歓、
そして悲喜劇

卓抜な人物描写と世態風俗の鋭い観察によって昭和一桁世代の悲喜劇を鮮やかに描き、高度経済成長期前後の一時代をくっきりと刻む。
【解説: 小玉武 】

江分利満氏の優雅な生活
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:や-38-1
  • 刊行日: 2009/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42656-7
  • JANコード:9784480426567
山口 瞳
山口 瞳

ヤマグチ ヒトミ

1926─95年。東京生まれ。兵役の後、鎌倉アカデミアで学び、1958年壽屋(現・サントリー)に入社。「洋酒天国」編集の傍ら、コピーライターとしても活躍する。1963年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞し、文筆業に専念する。『血族』や『家族』『人殺し』などのほか、「週刊新潮」の長期連載コラム「男性自身」は多くの読者から支持された。

この本の内容

描かれているのは、昭和の年号とともに生きてきたサラリーマンのごく普通の日常に過ぎない。しかし、エッセイとも日記とも思えるスタイルと軽妙洒脱な文章を通して、それが大変な出来事の積み重ねであることが分かってくる。卓抜な人物描写と世態風俗の鋭い観察によって、昭和一桁世代の哀歓と悲喜劇を鮮やかに描き、高度経済成長期前後の一時代をくっきりと刻む。

この本の目次

しぶい結婚
おもしろい?
マンハント
困ってしまう
おふくろのうた
ステレオがやってきた
いろいろ有難う
東と西
カーテンの売れる街
これからどうなる
昭和の日本人

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