東大が倒産する日

森 毅 著 , 豊田 充 聞き手

日本の大学に未来はあるか?
森流「学問ノススメ」

二十一世紀の大学像を語ったインタビュー集。教育論としてだけでなく日本文化論としても興味深く読める「森流」学問のすすめ。

東大が倒産する日
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0137
  • 整理番号:も-4-13
  • 刊行日: 2011/03/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42800-4
  • JANコード:9784480428004
森 毅
森 毅

モリ ツヨシ

1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。

豊田 充
豊田 充

トヨダ ミツル

1938年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。元朝日新聞記者、元日本大学教育学科非常勤講師。著書に『子どもの自己救出力』(教育出版)『いじめはなぜ防げないのか』(朝日新聞出版)など。

この本の内容

二十世紀末、国立大学の独立行政法人化を前に「大学の未来像」について行った計十七時間のインタビュー。そこで語られた言葉は、二十一世紀に入り十年以上が経過した今も日本の大学教育や教員、学生への新鮮な指摘を含んでいる。教育に関心のあるすべての世代に贈る“森名言集”。―「カシコに教わるくらいアホでもできるがな。アホから教われるのが本物のカシコ」。

この本の目次

1 いいやないの、民営化―安定は停滞を生む
2 課題自体がわからんのが課題探究や―制度依存との矛盾
3 国立やからと思ってたら堕落する―これからの大学
4 ソフトな学力が落ちている―当世学生事情
5 おしゃべりが文化を育てる―大学と学生街
6 日本のあり方とかかわって―大学論の変遷
教養主義が産んだ知性の輝き―森さんとのインタビューを偲んで(豊田充)

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