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ちくま文庫

哲学個人授業

——〈殺し文句〉から入る哲学入門

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42821-9

Cコード

0110

整理番号

-8-2

2011/04/06

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

哲学者の書くとぎすまされた言葉には、歌舞伎役者の切る「見得」にも似たぞくっとする魅力がある。ある言葉に出会うことで、もやもやした世界が一挙に結晶化するのだ。デカルト、カント、デリダ、西田幾多郎等23人の「グッとくる」言葉を題材に「哲学」を日常の底に食い入らせる対談。内田樹、江弘毅両氏も時折参戦。文庫化にあたり、「幸福について」の一章を語り下ろした。

目次

セーレン・キェルケゴール『死に至る病』
ジャン=ポール・サルトル『存在と無』
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』
エドムント・フッサール『デカルト的省察』
カール・マルクス『資本論』
フリードリッヒ・ヘーゲル『法の哲学』
フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』
エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』
ロラン・バルト『テクストの快楽』〔ほか〕

著作者プロフィール

鷲田清一

( わしだ・きよかず )

1949年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学総長などを経て、現在は京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。専門は哲学。現象学をベースに、臨床哲学、モード批評などを幅広く展開する。主な著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)、『「待つ」ということ』(以上、角川選書)、『〈ひと〉の?サ象学』(筑摩書房)、『哲学の使い方』(岩波新書)などがある。

永江朗

( ながえ・あきら )

1958年5月9日北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒。約7年間、書籍の輸入販売会社に勤めたのち、フリーのライターに。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜する。ライフワークは書店のルポルタージュ。著書に『菊地君の本屋』(アルメディア)、『不良のための読書術』(ちくま文庫)、『書いて稼ぐ技術』(平凡社新書)、『聞き上手は一日にしてならず』(新潮文庫)、『本の現場』(ポット出版)などがある。

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