鷲田清一
( わしだ・きよかず )1949年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学総長などを経て、現在は京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。専門は哲学。現象学をベースに、臨床哲学、モード批評などを幅広く展開する。主な著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)、『「待つ」ということ』(以上、角川選書)、『〈ひと〉の?サ象学』(筑摩書房)、『哲学の使い方』(岩波新書)などがある。
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哲学者の書くとぎすまされた言葉には、歌舞伎役者の切る「見得」にも似たぞくっとする魅力がある。ある言葉に出会うことで、もやもやした世界が一挙に結晶化するのだ。デカルト、カント、デリダ、西田幾多郎等23人の「グッとくる」言葉を題材に「哲学」を日常の底に食い入らせる対談。内田樹、江弘毅両氏も時折参戦。文庫化にあたり、「幸福について」の一章を語り下ろした。
セーレン・キェルケゴール『死に至る病』
ジャン=ポール・サルトル『存在と無』
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』
エドムント・フッサール『デカルト的省察』
カール・マルクス『資本論』
フリードリッヒ・ヘーゲル『法の哲学』
フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』
エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』
ロラン・バルト『テクストの快楽』〔ほか〕
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