60年代日本SFベスト集成
これが、日本文学だ!
「日本SF初期傑作集」とでも副題をつけるべき作品集である(編者)。二十世紀日本文学のひとつの里程標となる歴史的アンソロジー。
【解説: 大森望 】
「日本SF初期傑作集」とでも副題をつけるべき作品集である。(筒井康隆)―優れた書き手たちがその個性を存分に発揮しつつ、SFと小説の可能性を探り続けていた1960年代の代表的傑作を集める。斬新なアイディア、強烈なイメージ、ナンセンスの味わいなどがたっぷり。「SF」の枠組みを超えて、二十世紀日本文学におけるひとつの里程標となる歴史的アンソロジー。
解放の時代(星新一)
もの(広瀬正)
H氏のSF(半村良)
わがパキーネ(眉村卓)
金魚(手塚治虫)
色眼鏡の狂詩曲(筒井康隆)
渡り廊下(豊田有恒)
ハイウェイ惑星(石原藤夫)
X電車で行こう(山野浩一)
そこに指が(手塚治虫)
終わりなき負債(小松左京)
レオノーラ(平井和正)
機関車、草原に(河野典生)
幹線水路二〇六一年(光瀬龍)
大いなる正午(荒巻義雄)
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