ジャンパーを着て四十年

今 和次郎

世間に溢れる「正装」「礼儀」「エチケット」、形ばかりになってはいないか? 「考現学」の提唱者によるユーモア炸裂の服装文化論集。解説 武田砂鉄

ジャンパーを着て四十年
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:こ-2-2
  • 刊行日: 2022/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-43828-7
  • JANコード:9784480438287
今 和次郎
今 和次郎

コン ワジロウ

1888年、青森県弘前市生まれ。建築学者、風俗研究家。1912年、東京美術学校図案科卒業。17年頃から郷士会へ参加、柳田国男らと農村・民家の調査を行う。20年〜59年まで早稲田大学教授。23年の関東大震災後、吉田謙吉とともに「バラック装飾社」や「考現学」を始める。その後の研究範囲は服飾・風俗・生活・家政にまで及んだ。73年没。

この本の内容

結婚式でも大使の前でも、いつでもジャンパー。柳田國男に破門され、「考古学」ならぬ「考現学」を生み出した今和次郎。戦前戦後の日本社会を市中から観察してきた著者がユーモアたっぷりに服装文化の古今東西を語りだす。“服”とは一体なにものなのか。世間に溢れる“正装”“礼儀”“エチケット”とは、“装う”という行為の意味は?時代を超える隠れた名著、待望の復刊!

この本の目次

ジャンパーを着て四十年
礼儀作法の由来
きものの伝統
服装改良の歩み
ユニホームとは
地方にみる洋服姿
感覚か生活か
流行の価値を探れば
歓楽を求めるための衣裳(古代エジプト)
神に近づくための服装(初期キリスト教)
人づくりの哲学
大衆に直面して
家庭科にもの申す
服装への発言

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