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ちくま文庫

自分の時間へ

本と、人と、記憶と共に暮らすための智

「自分の時間は、自分だけでゆたかにすることはできない――」他者あっての世界において、本と、人と、記憶と共に暮らすための智。解説 辻山良雄

定価

880

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-43976-5

Cコード

0195

整理番号
お

-75-3

2024/09/10

判型

文庫判

ページ数

208

頁
解説

辻山良雄

内容紹介

「自分の時間は、ほんとうは、他の人びとによってつくられているのだと思う」
「後になっておおきな意味をもつことになることのおおくは、しばしば始めは、何でもない些細なことにすぎない」
「得たものはつねに、失ったものに比例している」──。
言葉と共に暮らし続けた詩人の記憶から静かに届けられる、自らの人生を生きていくための小さなヒントたち。傑作エッセイ集。
解説 辻山良雄

目次

Ⅰ
敬三君のこと
立子山のこと
早稲田独文のこと
ゴーゴリの伝記のこと
早稲田通りのこと
上甲さんのこと
雑誌『現代詩』のこと
小田さんのこと
中村さんのこと
六月劇場のこと
ガリ版と夢のこと
スバル360のこと
鉄条網の刺のこと
パトリシアのこと
負けるが勝ちのこと
手わたされた言葉のこと
クリストファーさんのこと
テポストランのこと
渡辺さんのこと
甲賀流のこと
一緒にした仕事のこと
そのとき話したこと
鶴見さんのこと
井の頭線沿線のこと
カンチェーリのこと
三匹の猫のこと

Ⅱ
無音の音楽、見えない舞台
露伴のルビのこと
三冊の聖書のこと
戯れの二篇の詩のこと
岩波文庫のこと
野球と第一書房のこと
夏に読んだ本のこと
秋に読んだ本のこと
冬に読んだ本のこと
正月に読んだ本のこと
本のかたちのこと
本の色と本の服のこと
引用の力ということ
ホイットマンの手引きのこと
へそまがりの老人のこと
十冊のジョバンニのこと
不治の病のこと
all the wrongs of Man
詩人トゥルミ・シュムスキー
樽の中の哲学者のことなど

解説 辻山良雄

著作者プロフィール

長田弘

( おさだ・ひろし )

長田 弘(おさだ・ひろし):1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡─ミラクル─』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。ちくま文庫の既刊に、エッセイ『読書からはじまる』『すべてきみに宛てた手紙』『自分の時間へ』がある。15年5月3日、逝去。

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