細谷正充
( ほそや・まさみつ )細谷 正充(ほそや・まさみつ):1963年埼玉県行田市生まれ。文芸評論家。著書に『松本清張を読む「張込み」から「砂の器」まで』『歴史・時代小説の快楽 読まなきゃ死ねない全100作ガイド』等。また『きずな』『情に泣く』『なみだあめ』『大江戸綺譚』他、編者として時代・歴史小説の文庫アンソロジーを多数編んでいる。
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北品川宿で「祟り柳」を擁し繁盛する旅籠「柳屋」。その祠を主人の吉兵衛が打ち壊したところ襲い掛かる数々の災厄の真相とは(「柳女」)。小間物商伊勢屋の若夫婦が箱根への湯治旅の帰途、戸塚で雨に降られ足止めに遭う。相部屋の老女が語る身の毛もよだつ儀式とは(「ばんば憑き」)。御江戸日本橋を振り出しに、品川宿、箱根の関を越え、岡崎、四日市、京都までを辿る6つの旅。
解説 細谷正充
カバーイラスト 大竹彩奈
カバーデザイン 芦澤泰偉
江戸珍鬼草子 入江鳩斎・作
菊地秀行・訳
柳女 京極夏彦
死神の松 澤田瞳子
精進池 永井紗耶子
ばんば憑き 宮部みゆき
ガリヴァー忍法島 山田風太郎
解説 細谷正充