大衆の国民化 ─ナチズムに至る政治シンボルと大衆文化

ジョージ・L・モッセ 著 , 佐藤 卓己 翻訳 , 佐藤 八寿子 翻訳

ナチズムを国民主義の極致ととらえ、フランス革命以降の国民主義の展開を大衆的儀礼やシンボルから考察した、ファシズム研究の橋頭堡。解説 板橋拓己

大衆の国民化 ─ナチズムに至る政治シンボルと大衆文化
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,600円+税
  • Cコード:0131
  • 整理番号:モ-18-1
  • 刊行日: 2021/01/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:978-4-480-51029-7
  • JANコード:9784480510297
佐藤 卓己
佐藤 卓己

サトウ タクミ

1960年生れ。1989年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、国際日本文化研究センター助教授を経て、現在は京都大学大学院教育学研究科准教授。著書として『「キング」の時代』(岩波書店、サントリー学芸賞)、『言論統制』(中公新書、吉田茂賞)のほか、『増補 大衆宣伝の神話』(ちくま学芸文庫)、『メディア社会』(岩波新書)、『輿論と世論』(新潮選書)、『テレビ的教養』(NTT出版)、『物語 岩波書店百年史2』(岩波書店)など多数ある。

この本の内容

フランス革命からナチズムまで、一世紀半におよぶ発展を遂げた“新しい政治”。それは合理的討論よりも神話やシンボル、儀礼や祝祭への大衆参加によって駆動する、ドラマとしての民主政治であった。本書ではナチズムをこの“新しい政治”による国民主義の極致と位置づけ、ドイツでの国民主義の展開を大衆儀礼やシンボルの政治史として捉え直す。聖火、整列行進、国民的記念碑や建築等のシンボル発展の過程を辿り、体操家や合唱団や教会、さらには労働者組織までがナチズムの政治的祭祀に統合されていく様子を赤裸々に描き出す。ナチズムを大衆操作ではなく大衆の合意形成運動として捉え、ファシズム研究の新局面を拓いた名著。

この本の目次

第1章 新しい政治
第2章 政治の美学
第3章 国民的記念碑
第4章 公的祝祭―源流と展開
第5章 公的祝祭―演劇と大衆運動
第6章 諸組織の参入
第7章 労働者の貢献
第8章 ヒトラーの美意識
第9章 政治的祭祀

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