ワインバーグ量子力学講義 下
「対称性」に着目した、エレガントな論理展開。下巻では近似法、散乱の理論などから量子鍵配送や量子コンピューティングの最近の話題まで。
ディラックにシッフ、量子力学には名著の誉れ高い教科書が数多く存在する。それぞれに特徴があるなか、ワインバーグが本書で試みるのは、自然界に潜む「対称性」の原理に重きを置きつつ、多くの書籍では触れられることのない話題にまで踏み込んで量子力学の世界を一望することである。著者ならではの深い洞察で、理解のための心配りが十分になされた、新しい教科書。下巻では時間に依存する系の近似計算、散乱の理論、双極子放射の公式から、量子鍵配送、エンタングルメント(量子もつれ)、量子コンピューターの話題まで。
第6章 時間に依存する場合の近似法
第7章 ポテンシャル散乱
第8章 一般散乱理論
第9章 正準形式
第10章 電磁場中の荷電粒子
第11章 輻射の量子論
第12章 エンタングルメント
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