タイムバインド ─不機嫌な家庭、居心地がよい職場

アーリー・ラッセル・ホックシールド 著 , 坂口 緑 翻訳 , 中野 聡子 翻訳 , 両角 道代 翻訳

仕事と家庭のバランスは、時間をうまくやりくりしても問題は解決しない。これらがどう離れがたいものなのかを明らかにした社会学の名著。解説 筒井淳也

タイムバインド ─不機嫌な家庭、居心地がよい職場
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:ホ-24-1
  • 刊行日: 2022/06/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:544
  • ISBN:978-4-480-51125-6
  • JANコード:9784480511256

この本の内容

「会社のファミリーフレンドリー制度が充実していても利用しない人がいるのはなぜか」。ホックシールドが調査したある企業ではこうした重要な謎に直面していた。その謎を解明すべく、工場労働者から会社役員まで男女問わず様々な人にインタビューをしていき、分かったのは「職場にいる時間を減らしたくない、家にいたくない」という社員の存在であった。日本でも問題とされるワークライフバランスはただの時間の配分の問題ではなく、仕事と家庭の根源的な構造に起因するものであることが見えてくる。私たちにこのパズルを解く手段はあるのか?社会学の名著が問いかける。

この本の目次

第1部 時間について―家族の時間がもっとあれば(「バイバイ」用の窓
管理される価値観と長い日々
理想だけの子育て支援
家族の価値と逆転した世界)
第2部 役員室から工場まで―犠牲にされる子どもとの時間(職場にささげること
母親という管理職
「私の友達はみんなワーカホリック」―短時間勤務のプロであること
「まだ結婚しています」―安全弁としての仕事
「見逃したドラマを全部見ていた」―時間文化の男性パイオニアたち
もし、ボスがノーと言ったら?
「大きくなったら良きシングルマザーになってほしい」)
第3部 示唆と代替案―新たな暮らしをイメージすること(第三のシフト
タイムバインドを回避する
時間をつくる)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可