翻訳教室  ─はじめの一歩

鴻巣 友季子

翻訳とは何か
そのエッセンスをお話しします

「嵐が丘」の古典新訳で知られる著者が翻訳の極意を伝授。原文に何を読み、それをどう表現するか。NHK「課外授業 ようこそ先輩」の授業を題材にした感動の翻訳論。

翻訳教室  ─はじめの一歩
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 902円(税込)
  • Cコード:0280
  • 整理番号:181
  • 刊行日: 2012/07/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-68884-2
  • JANコード:9784480688842
鴻巣 友季子
鴻巣 友季子

コウノス ユキコ

東京生まれ。翻訳家。J.M.クッツェー『恥辱』、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』等手掛けた翻訳書は60冊以上。エミリー・ブロンテ『嵐が丘』、ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』等、古典の新訳にも力を注いでいる。著書に『全身翻訳家』『翻訳教室 はじめの一歩』『孕むことば』『カーヴの隅の本棚』『熟成する物語たち』、共著に『翻訳問答』等がある。

この本の内容

翻訳は、ことばの置き換えではない。だから「正しい訳」なんて、ない。他者のことばを生き、当事者となってそれを自分のことばで実践(または再現)する。それが翻訳だ。大きな感動を呼んだNHK「課外授業ようこそ先輩」の授業を題材に、翻訳のはじめの一歩=エッセンスを語る。

この本の目次

序章 「翻訳教室 はじめの一歩」のための一歩
第1章 他者になりきる―想像力の壁をゆるがそう
第2章 言葉には解釈が入る―想像力の部屋を広げる準備体操
第3章 訳すことは読むこと―想像力の壁を打ち破ろう
第4章 世界は言葉でできている
第5章 何を訳すか、それは翻訳者が引き受ける

読者の感想

2012.7.10 匿名さん

大学で四年生を相手に翻訳のゼミを開講しています。学生にはNHK の『ようこそ先輩』を見せてあったので、今度は『翻訳教室―はじめの一歩』で学生の翻訳への関心を深めたいと思います。

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可